コロナ脅威の中でも機会を探す

【 経営の格言 】
☑ 常に「事業にとって有害であるとしてきたものをいかに受け入れるか。そもそもそれらは本当に有害か。それとも逆に役に立てられるか」を問わなければならない。

企業や産業にとっての脅威はすべて、市場、顧客、知識など環境の変化を予告する。既存のもの、伝統的なもの、確立されたものに固執するならば、あるいはほかのいかなることも不可能であると断定するならば、結局は変化によって破滅させられるだけになる。
したがって変化こそ、利益をあげるために何かを行う機会としなければならない。

あらゆる企業が、隠れた機会をもち、あるいは弱みを機会に変えることができるということではない。しかし、機会をもたない企業は生き残ることができない。そして潜在的な機会の発見に努めない企業はその存続を運に任せることになる。(P.F.ドラッカー)

【 本日の結論 】
『コロナ騒動は長引く。すぐに終息することは無い。少なくとも半年、一年続く。』という前提を置くしかなさそうです。その中でどうするか‥。を考えましょう。

コロナウィルスの影響が長引きそうな様相です。
世界を見渡すと、多くの地域で都市封鎖や外出禁止令まで出されているようです。

私も行政機関の窓口のサポートとしてセ―フティネット保証の対応や個別の相談を通じて、日々、中小企業経営者の皆様と接していますが、消費増税で重苦しい雰囲気の中‥、
2月頃から急激に売上が下がり、業種によっては部材も入って来ない‥。
これがいつまで続くのか‥。
多くの方が先が見えない不安で大変な思いをされています。

まだワクチンが開発されておらず、比較的暑い国でもコロナウィルスが広がっているようですので、すぐに終息することは無さそうだ‥。と考えざるを得ない状況です。

セーフティネット保証や雇用調整助成金など、会社を守るために役立ちそうな制度については早めに相談に行きましょう。


その上で、こんな状況で物事を前向きに捉えることは至難の業かもしれませんが‥、

「いつまで続くのか‥、早く収まって欲しい‥。」とだけ考えるケースと、

「この状況が続く前提で、何とか打開するにはどうしたらいいか?逆に何か活かせないか?」と考えるのでは、結果は違って来ると思います。

(老舗旅館が「文豪缶詰プラン」(ずっと籠って作業ができる。滞在中、部屋にスタッフは誰も出入りしない‥。)というアイデアでお客様を集めているというニュースもありました。)

緊急避難的なアイデアのケースもあるでしょうし、これから世の中が大きく変わると考えて、じっくり策を練る方もいらっしゃるでしょう。

1か月前に松下幸之助さんの言葉を引用しましたが、
益々経営者としての姿勢や考え方が大切になっている気がします。

厳しい環境下ですが、どこか心の中で「禍を転じて福と為す」や「ピンチはチャンス」 という気持ちを持って、貪欲に”機会”を探したいものです。

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