不況時にまず確認したい数字は‥。

【 本日の結論 】
まず売上が減る(半分?30%?‥‥)前提で、いつまで資金が持つかを確認しましょう。


売上減少が続く中、漠然と焦るのは精神衛生上よくありません。

今の売上が半分になるとして、いつまで資金が持つか‥。
今の売上が30%になるとして、いつまで資金が持つか‥。
まずこの数字(「〇カ月資金は持つ」)をきちんと把握しましょう。


その上で、〇カ月をいかに伸ばすか‥。を具体的に考えましょう。

■「毎月の支払いを少なくする」対応の例

〇固定費を洗い出して使い方を見直す
・直近の試算表や毎月の支払明細等を個別に確認する。(経理担当者や税理士さんに協力してもらい、経費項目を洗い出してもらう。 )
・すぐ減らせる経費と(契約等で縛られており)見直しに時間がかかる経費に分けて対応する。
・忙しい社員と暇な社員?がいるなら、業務をシェアさせて忙しい社員の残業を減らす。

〇支払いの先延ばしをお願いする
・税金や社会保険料の分割納付、借入金の返済スケジュールの見直しなど、状況に応じて早めに相談に行く。(無理して支払って手許の資金が枯渇しないようにする。)



■「入金を増やす」対応の例

〇全員で営業する

・社長や営業担当の社員だけでなく「全員で営業する」ことを周知し、具体的な取り組みを考える。
(既存のお客様への声かけを徹底する。全員で営業担当社員のサポートを行う。営業ツールの作成をサポートする。営業先のアイデアを出し合う、など‥。)

〇早めに金融機関に借入の相談に行く
・自治体の制度融資など、(多少手間や時間はかかっても)利子や保証協会の保証料の補助が受けられる制度を上手く活用できる可能性もある。



急激な売上減少に見舞われると、
「過去の利益の蓄積のない会社」や「固定費の割合が高い会社」は大変です。

消費増税、新型コロナウィルスの影響で、
外部環境の厳しさが増している会社がほとんどです。

いろいろと動揺させられるような情報も氾濫していますが、
まず足元の数字を確認した上で、対策の方向性を見定め、具体的に行動したいところです。

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