社員が利益に無関心‥。
【 経営の格言 】
☑ マネジメントは、働く人が利益を有益なものとするところまではいかなくとも、まさに彼ら自身の利害にかかわる必要不可欠なものとして受け入れるようにするための方法を、なんとしてでも見つけなければならない。 (P.F.ドラッカー)
【 本日の結論 】
従業員に「利益の大切さ」を分かってもらうための努力や仕組みづくりは大切です。
会社にとって、人件費はコスト。
人件費を抑えることができればその分利益が出ます。
一方、社員にとって、人件費(給料)は自分の収入。
生活を支えるためにも、毎年給料は増やしてもらいたい。
会社が利益を出しても、直接自分の収入が増える訳ではない‥。
ここには相反する関係性があり、
素直に全社一丸となって利益目標を追いかけることの難しさがあります。
平たく言えば、社員は、
「利益が出れば、賞与が出るかもしれないし、給料も上がるかも‥。」と思う反面、
「一生懸命働いて利益を出しても、株主や社長が儲かるだけじゃない?」
と思っているのではないか‥。と言うことです。
この関門を上手く突破(説明)して、
利益目標達成のため、社員を巻き込んで活動している経営者もいらっしゃいますし、
自分一人で利益に対する責任を抱え込み、コスト意識の低い社員を嘆く‥。
このような経営者の方にも数多くお会いします。
経営者自身が利益の大切さに気付いた後は、
いかに社員を巻き込んで、具体的な活動を展開していくか?が大切です。
単に損益計算書や試算表を社内に公開すればいいという話ではありませんし、
そもそも役員報酬や人件費がオープンになることに対して、
抵抗を感じる方が多いのも分かります。
仕事の内容や会社の規模、管理体制など踏まえ、
経営者の価値観や会社のビジョンを伺いながら、
いかに全社一丸となって利益目標を意識できる組織を作るか?
さらに事例を集め、より適切な提案が出来るように精進したいと思います。
(今のところ「チーム別採算管理制度」や「人件費控除前利益」など、いくつかのアイデアを組み合わせて対応しています。)
※↓参考になった、という方は“いいね”をお願いします。(励みになります!)